緑風庭 〜第一章〜時季の庭 四季のかげを追い続けて…

福井市 アーボリスト(樹護士)によるケヤキの高所管理

スタティックリギングによる、大ケヤキの支障枝の枝下ろし作業をご紹介します。
大木となったケヤキの枯れ枝が電線にかかっており、取り除いてほしいとのご依頼をいただきました。
クライマーが樹にアクセス・アプローチをして、タイインポイント(自分の体を安定させ、作業できる状態)を確保し、リギングテクニックにより支障枝を外し、下ろす作業の様子です。


構造物と違い生き物である樹は、条件も状態もさまざま。
体を確保する枝の強度の判断は難しく、アーボリカルチャー(樹木学)に対する知識や学びだけでなく、クライマーとしての訓練も必要不可欠です。


作業は、ケヤキが休眠に入る晩秋に行いました。
トップアンカーからリダイレクトを取り、リムウォークで梢まで向かい、電線に絡むケヤキの枝を外してゆきます。


取り除いた大きな枝を、家屋に当たらないように慎重に下ろして作業完了です。

このような、アーボリカルチャーにおけるリギングテクニックを用いた作業は、クライミングテクニックだけでなく、力学や強度計算が非常に重要です。
日本にはまだアーボリストは少なく、アーボリカルチャーという言葉もあまり浸透していませんが、生き物である樹と真剣に向き合い、アーボリカルチャーの技術の向上と学びに努めるとともに、アーボリストとしての研鑽を積んでいきたいと考えています。



 
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